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本の正しい扱い方

こんなページがありました。
岩波書店で40年本作りに携わった人が説く“本の正しい扱い方”。冒頭の「本の開き方」は少し上級な内容ですが、最後の箇条書きのところなど、基本かなあ、とおもいます。もっとも、自己所有の本を勉強のためなど、「使いつかいたおす」と想定しているならば、小口を折っても切取をしても自由といえば自由ですが。

夏の工夫

隙間だらけの古い家屋では、閉めきことができないのでエアコンをうまく使えません。逆にできるだけ風を通すことで涼しくします。夏は板戸を簾戸(すど)に入れ替えます。簾戸とは竹で編んだ簾を障子の枠中にはめこんだ戸のことで、夏の季語にもなっています。すだれが戸になったようなものです。写真手前と右奥が簾戸に替えたところです。本棚との境である正面奥は板戸のままになっているのがわかるでしょうか。

猫も新年度


階下で何やら激しい物音が…。何事かと急いで見に行くと、店の入り口である土間で「あ!」という状況。この春、初のネズミ捕獲をしていた猫でした。「わかった、わかった。偉かった、ありがとう。記念写真を撮ろうね」と労をねぎらって、カメラを撮りに行って戻ってくると、わざわざネズミをくわえて本棚前に移動しており、ポーズを決めるのにも驚きました。
当店は昨年はじめ頃からネズミの被害に遭っていました。被害対象が食べ物であるうちは保管容器を変えるなどで対応していたのですが、商品である本に被害が及んだときに、猫の導入を決心しました。そしてかわいい仔猫ちゃんとの同居が始まったのが昨年の冬のはじめ。効果はてきめん。仔猫ながら目にしただけでもすぐに数度の働きがありました。
やがて冬にはいり動物たちも冬眠しました。猫は一見ペットのように過ごしていましたが、春がきて活動開始です。そう、猫くん。キミはペットではなく家畜です。ネズミは退散してはいなかった、という歴然たる事実も判明した春の午後。

新春のお慶びを申し上げます。

例年に比べ雷の少ない冬ですが、元旦は金沢の冬らしく雪が降り積もりました。新年も相変わらず不定休で半営業しております。ご来店前にはお電話でご一報下さい。またどうぞ防寒着のままご入店下さい。本年もどうぞよろしくおねがいいたします。