6月のしごと

長すぎる冬の記憶のトラウマからやっと抜け出した春の終わり。だんだん訪問客も増えてきました。ふらりと40代男性2名。常連の郷土史に関心の方、など。

ツバメ、キジ、アオサギ、カモなど近所で鳥ものんびりしています。龜鳴屋さん発行の最新刊、金田理恵「ぜんまい屋の作文」がとてもよい。幻戯書房さんの「恩地考四郎–一つの伝記」とともにこの春のご褒美。もったいないので、すこしつづ読みます。古書目録掲載本のデータ整理を締め切ったので、看板を作り直しました。来週には新しい看板を使えます。

石川組合のサイト

石川県古書籍商組合のサイト「石川の古本屋」では、県内の古書店のブログ欄がありますが、今回はダックビルより寄稿しました。こちらもどうぞ。 柳行李はいつもあまりたいしたことを書いていませんが、他の店主の方の情報はためになります。

外仕事と内仕事

毎日外仕事と内仕事をしています。外仕事は、この爽やかな時期にこそしておかなければならない、冬の薪支度です。小さくカットした薪を薪小屋にはこびいれます。それから草刈もします。これから10月までこのあたりの集落はいつもどこかでガソリン草刈機の音がしているでしょう。草刈期はここらでは「ほうき」と同じ扱いです。
内仕事は仕入れた本のデータ化です。6月22日には合同古書目録を発行します。かなり専門的な社会思想史の仕入れの山をただいま整理中ですが、とても手応えのある山なので、みなさんに期待していただきたいです。

「季刊鴨嘴」夏号を発行しました

「季刊鴨嘴 第9号」2012年夏の号を発行しました。おすすめ記事は「至誠書房の思い出」です。金沢市野町広小路で新刊書店をされていた、至誠書房さんの二代目ご店主茂野さんに、幼少時から閉店までの思い出をお話しいただきました。

連休も通常営業

連休も、火曜日水曜日が定休日で、祝日とは関係なく営業しております。お気軽にご来店下さい。現在の棚状況は、郷土の本と歴史の本と、労働運動の本と、文学関係が充実しています。

春らんまん

金沢市内の桜はもう散り始めたようですが、山にあがったこちらは遅く咲きだし、天候にも恵まれて桜が満開でさきどおしです。いま写真を撮りました。今朝はようやくチューリップが開花したからです。入り口に立てば、手前からチューリップ、水仙、桜と見渡せます。あまりに冬が長かったので、本当ではないようですが、やっと暖かくなりました。それでスリッパを冬用から春用に替えたり、先日から続いた入荷物の段ボール箱をようやくかたずけ終わったり、どうぞようこそおいでくださいとお迎えできるようになっています。

働き者の猫ちゃん

きょうは当店の働き者の猫ちゃんがネズミを捕まえるの図を公開します。本当はもうこのネズミはくたばっているのですが、猫はおもちゃにしているのです。捕ったネズミを見せてくるときには、ちゃんとよく誉めるのが飼主の役割です。この猫ちゃんのはたらきがなければ、ちょっとした古い貴重な雑誌など、ネズミちゃんのふわふわベッドやもじゃもじゃ遊びのものになってしまうのです。がんばってくれてありがとう。でも猫ちゃん、ちょっとまえの朝のように、起きたときにすぐ目に入る、ベッドの脇にネズミをおくのはもうやめてね。

本棚も動物も活性化

先日の古書組合の交換会は大型荷物が多数で大賑わいでした。どこの古書店も、いま古書が大きく出入りしているのがわかります。当店も仕入れが相次いだり、冬の間は倉庫においていた良書の山を取り出したりで、本棚改変中です。原敬日記に堺利彦全集など、ふるい政治思想系から近年出版されたばかりの翻訳文学書まで、楽しい棚作りに精が出ます。本を囓るネズミを捉える仕事のために家畜として当店に雇われている猫ちゃんは、毎日のように仕事をしています。隣家の畑に堆肥が入って動物たちも活性化。やっと店のまわりの水仙が咲きだしました。向いに見える地区会館の桜は5分咲きで見頃まではあと少しでしょう。

福野で古書市がはじまりました

春休みです。福野(南砺市)のショッピングセンター「アミュー」での恒例の、古本合同即売会が昨日からはじまりました。今回の参加者は、当店のほか、アテネ堂古書店、一誠堂能瀬書店、近八書房、宝の本、そしてオヨヨ書林です。4月2日(月)夕方までの開催です。実用書、展覧会図録、古い和本、雑誌、文学全集、文庫本に単行本、いろいろ出品されています。どうぞお楽しみください。

雪どけ

最後の雪も降り終わりました。道路の雪はなくなり、畦にはふきのとうが出ていて、もう食べました!もう倉庫に本を取りにゆきときに、雪をこぎながらら辿り着く必要もなく、運ぶのにソリを使うかどうか迷うこともありません。春の始まりです!水仙の芽が日々高くなっていきます。